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開催期間    展覧会名  作家名 
作品内容
 

    
2024.1.13(土)~
1.28(日)
大島麻琴展
ーon your terraceー
大島麻琴 平面

   
 会場風景  on the terrace
 ■展覧会について ■作家略歴 
 芸大卒業後13年間の試行錯誤の後辿り着いた「on the terrae」シリーズ、記憶の底から生まれた不思議なカタチ,底知れないパワー、「突き抜けた」者のみが達した表現の域、ユーモアと明るさがあった。約10年続いたこのシリーズで上野の森美術館大賞展 (優秀賞)等数々の賞を受賞している。
その後新たな領域への挑戦が続く。「recraimed land」「open land],それは完成された域から飛び出し、内から外へ、新たな苦闘の始まりでもあった。その間、海外(ヘルシンキ、ニューヨーク)での展覧会も体験し、創作意欲はさらに増した。
そして今展、「on your terrae],内面から突き動かす力のままに深く、大きく、強い作品が生まれた。(芽楽)


◇アーティストステートメント

リアルなものは制作過程の私自身の筆跡だけ。
これが現実的な空間と時間を表現するそのものです。
具体的なものや、思想や感情や意図などをイメージして表現する絵画は頼りない。
                   大島麻琴
1988 愛知県立芸術大学油科卒業
1995 二科展 パリー賞
2001 熊谷守一大賞展入選(以降連続入選)
2004 夢広場はるひ絵画ビエンナーレ入選(以降‘06年入選)
2006 上野の森美術館大賞展 優秀賞/花の美術大賞展 奨励賞、/伊豆美術祭絵画公募展 賞候補
2007 とよた美術展‘07ビエンナーレ優秀賞(‘04入選)/二科展 会友賞/作家の視点‘09(上野の森美術館)
2009 第94回二科展 会友賞
2016 美浜美術展 大賞受賞

□個展
2006 個展ギャラリー芽楽008,'11,'13,'15,'18,'20,'22

2024.1.13(土)~
1.28(日)
加藤真美うつわ展
-はるのきもち-
加藤真美 陶芸

 
 会場風景 各種カップ 
 ■展覧会について  ■作家略歴
  国内外で活躍する加藤真美さん、ここ数年はコロナ下で海外の活動が難しいなか国内で新作への取り組み、後進の指導に精力を注いだ。 ようやくコロナが下火になり海外での活動を再開、ヨーロッパ・アジアと多忙な日々である。

 今回の芽楽新春展では色も形も楽しめる春めく新作のうつわたちが並びます。皆様是非ご高覧いただきましようお願い申し上げます。(芽楽)






◇アーティストステートメント
最近色やその組み合わせが面白く、
使ったことのない色にときめいたりしています。

                      加藤真美

 1984年~1986年 常滑市立陶芸研究所(現とこなめ陶の森陶芸研究所)にて学ぶ
2013年 第31回長三賞陶芸展自由部門審査員特別賞(鯉江良二選)受賞
2014年 第21回庄六賞茶盌展 庄六賞受賞
2015年 Kerameikon,Ceramica Multiplex2016, Silver Medal受賞 (クロアチア)
萩大賞Ⅳ、佳作賞受賞 (山口)
2016年 新北市鶯歌陶磁博物館個展「月下- Moon Light- 」(台湾)
     東海市立芸術劇場2017年度専任レジデンスアーティスト
2017年 Earth Potインスタレーション Castilla y Leon博物館 (スペイン)
2019年  第44回美濃陶芸展大賞受賞
2020年  Global Art Festival 2020 Gujarat
    当ギャラリーでは’17,’19、21に次いで4度目の個展。


 2024.2.10(土)~2.25(日) 岡川卓詩展
ーflowers of 108ー
岡川卓詩
ミクストメディア

 
 会場風景  flowers of 108(AIrobot) ver.clear S
 ■展覧会について  ■作家略歴
 当ギャラリー創設期からグループ展に参加、2013年以降は個展開催(今回5回目)と芽楽との縁も長くなった。
一貫して「現代」を視点にテーマを捉え、目まぐるしい変化に応じて素材や技法が変わる。写真、映像、立体、電動機器、音声などのメディアを駆使し、ネット上に累積する膨大な情報を素材に現代性あふれる作品を生み出してきた。
 時代は生成AIの時代になった。アートの世界にも何らかの変化をもたらすものか?より価値ある作品を生み出しうるものか?
 5年振りの岡川卓詩展、ご高覧よろしくお願いいたします。(芽楽)
 1977年 愛知県生まれ
2003年 名古屋芸術大学大学院同時代表現研究 修了
2018 年 リンツ工科芸術大学 客員研究員
|主な展覧会|
2019年 岡川卓詩 展 -Intersecting Resource-(ITbM Gallery/名古屋)
岡川卓詩 展 -図を鑑賞する-(ギャラリー芽楽/名古屋)'13,'15,'17
2020年 岡川卓詩 展 -透過する領域-(広島芸術センター/広島)
2022年 方言オノマトペプロジェクト(世界コスプレサミット2022/ヒサヤオオドリパーク、名古屋)
2023年 Atavism( FOFA Gallery/Bangkok)
Metroplex 2022-2122(東京・名古屋・大阪)
THE SPACE BETWEEN (Bryggen/Vejle)

 
2024.2.10(土)~2.25(日) 大西佑一陶展
ーThe Form of Inner Landscape
大西佑一 陶芸
    
     
会場風景  flowers of 108(alien hero) ver.clear
 ■展覧会について  ■作家略歴 
 当ギャラリー4度目の展覧会となります。 名古屋芸術大学に於いて陶芸家吉川正道氏の下で陶芸を学び、現在は瀬戸、多治見を拠点として制作活動を行っています。 素材は半磁土、釉薬には故郷熊野市で産出する那智黒石を砕いた粉末を調合しており、艶のある淡い緑を発しています。 生地熊野は作家の原点であり、親しんだ山、川、海などの自然、文化に立脚した造形は得意とするところ。、 カット、崩し、裂、等の技法による鋭いエッジや緩やかなカーブ、優美な陰影はオブジェ、器作品の要所に表現されています。 今展ではオリジナル作品へのこだわりが強く感じられる新作のオブジェと器を出展いたします。ご高覧よろしくお願いいたします。  1993 三重県熊野市生まれ
2016 名古屋芸術大学 美術学部美術学科工芸領域陶芸コース 卒業
2018 個展(伊勢現代美術館 / 三重) 個展(ギャラリー芽楽 / 愛知) ※以降、2020年・2022年開催
2019 個展(ギャラリー MOS / 三重) ※以降、2021年開催 2
020 「大西佑一 植村宏木|線に立つ /Standing on the Border」(Lights Gallery / 愛知)
2021 個展(gareco/ 愛知) 「石川理恵 大西佑一展」(豊田画廊 / 愛知)
2022 個展(AELU gallery/ 東京) 「市川タカヒロ 大西佑一|Variation」(Lights Gallery / 愛知)
2023 「めぐりのなかで|伊藤みのり 大西佑一」(名古屋栄三越 / 愛知) 「山岸大祐 大西佑一 陶芸二人展」(豊田画廊 / 愛知) 「KOGEI art fair kanazawa」(ハイアットセントリック金沢 / 石川)
  
  2024.3.9(土)~3.24(日)  杉村徹木工展
ー彫る・組むー
杉村徹   木工

    
     
会場風景  壁の棚  スツール 
 ■展覧会について ■作家略歴  
  杉村展は今回10回目を迎えます。丈夫で美しい作品は多くのお客様に愛用されてきました。
杉村さんには特異な美観があります。初期の杉村さんの言葉に、美しいと思うものは、「植物の種、貝殻や錆びた鉄片、何かの抜け殻や朽ち果てようとしているもの、・・・」、木工制作に当たっては「軽やかでどこか緊張感のあるもの」「手をうごかしていって変わっていくカタチや線が自分の感覚にピタッと合った瞬間を見逃さない」とある。これらの言葉は今も脈々と流れています。例えばスツール、端は薄く、要所は厚く、前は長めに、後ろは短く、何かの動物にも見える、削ったノミ後の手作り感・・。見た目には軽やかに見えますが、丈夫です。美しいです。周りと共鳴します。
 今展では、スツールの他、壁の棚、ボウル等器類、オブジェなど展示いたします。ご高覧よろしくお願いいたします。(芽楽)
 1956 兵庫県西宮市生まれ
1984 長野県松本技術専門学校木工科卒業
1984~92 長野県穂高町と愛知県半田市の家具メーケーに就職
1992 独立後 Knot wood works 設立
個展
全国各地で多数開催
当ギャラリーでは2005,'07'09,'11
13,'15,'18,'20,'22に次いで10度目の開催

2024.3.9(土)~3.24(日) 星野優子グラスワーク展
ー春の音-seed-恵みの種ー
星野優子 ガラス工芸
  
 
     
会場風景  トンボ玉連ネックレス シルバーチョーカー 
 ■展覧会について ■作家略歴   
  星野さんは愛知県立芸術大学で洋画を学んだ後、1987からトンボ玉の復元と研究に努め、30数年に亘り作品発表を続けています。当ギャラリーでは2013年以降11回目となります。この間、色と素材の研究を重ねると共に、キリスト教信仰を通じて自然への憧憬、感謝の気持ちが作品に色濃く表れ美しいトンボ玉として表現されています。深く多様な色の取り合わせ、選りすぐりの素材の作品をお楽しみください。
 ご高覧よろしくお願い申し上げます。(芽楽)
 1976 愛知県立芸術大学美術学部卒業。
1977 造形研究活動の後、
1987 に工芸工房「萌」を開設。ガラス工芸に専念、トンボ玉の復元と研究に努め、各地でトンボ玉展を開く。以降各地のサロン、ギャラリーにて作品発表
1998 キリスト教信仰に入り、創作活動も新たな境地に。
個展 各地にて多数開催
 当ギャラリーでは2013年以降11回目の開催
 
 
 2024.4.6(土)~4.21(日)  MITOS展
ー絵とリヒトー
MITOS  厚紙にインクジェット 
 
 
     
 会場風景   リヒと 
 ■展覧会について    ■作家略歴
  画家MITOSの感性は鋭敏である。日常に敏感に反応する。ある時は色の変化、ある時は線の強弱、ある時は流麗な文字の変化、ある時は筆圧の強弱、・・、さらに気の変化、身体性・・が加味される。ある作品には高原を歩いているような木漏れ日や心地よい風を感じ、ある作品には軽やかなリズムを、またある作品には様々な風景を思い浮かべる。。
  今展のタイトルは「絵とリヒト」となっている。Licht(リヒト)はドイツ語であり、光や希望などの意味を持つ。光は無作為に姿形を変化させてゆくものといえる。対して絵を描く行為は、作為によるものといえるだろう。できてしまったものへの展望は至極当然の成り行きなのかもしれない。では、MITOSが言う作為のなかの無作為とは?
   
主な個展

2023 「歪曲」伊勢現代美術館(三重)
2022 「赤の間と花、線」MARGIN(東京)
2022 「清須市はるひ絵画トリエンナーレ アーティストシリーズ Vol.97 MITOS展 静寂のリズム」清須市はるひ美術館(愛知)
2018 「Live Drawing 2013 - 2018」MUNO(愛知)
2018 「signal」金山ブラジルコーヒー(愛知)
 
 
 
  2024.4.6(土)~4.21(日  前澤朋佳展
ー廃墟を見つめてー
 前澤朋佳  陶芸
 
 
 
     
 会場風景   鉄釉皿「荒廃」 
 ■展覧会について    ■作家略歴 
  近年あまり見かけない骨太の作品に出合った。大振りの造形、褐色の力強い絵付けが目をひいた。昨年の愛知県立大学大学院修了展、前澤朋佳の作品である。
 日頃より鋼材や建造物の錆や朽ちゆく姿に美を感じてきた。そんな感性の故か、芸大では陶芸を選んだ。ろくろ等の技、釉薬の研究、絵付けなど陶芸分野のみならず彫刻、油絵、日本画、建築、また、日常的に目に止まった物など、陶芸以外の分野からも影響を受けながら制作を続けてきた。尊敬する作家はアンゼルム・キーファー、前澤の作品に通じるものを感じる。
 卒展では桑原賞、女流陶芸展では新人賞を受賞するなどすでに実力者ではあるが、今後さらなる飛躍が期待される。
   2021年 愛知県立芸術大学美術学部陶磁領域 卒業  
(卒業制作において桑原賞受賞)
第55回女流陶芸公募展 女流陶芸新人賞 受賞
2022年 第76回新匠工芸会展 佳作賞 受賞
2023年 愛知県立芸術大学大学院 陶磁領域 修了
    (修了制作において長久手市長賞受賞)
2023年 第54回東海伝統工芸展 初入選
第70回日本伝統工芸展 初入選
現在  愛知県で作陶